2020年教育改革への僕の本「日本論文プラットフォーム」案の理論的根拠 PART1

どうも、武信です。(No714)  

 

僕は独自の日本の教育改革案「日本論文プラットフォーム」を提唱しました。

 

以下の記事に書かれています。

 

2020年教育改革への僕の本「日本論文プラットフォーム」フィクサーによる日本の教育改革本から PART1

 

2020年教育改革への僕の本「日本論文プラットフォーム」フィクサーによる日本の教育改革本からPART2

 

「この案の理論的根拠は何なのか?」改めて説明したいと思います。  

 

僕の案の有用性がもっとよく理解できます。  

 

「こういう理由・根拠に基づいて主張していたのか?」と。  

 

詳しく知りたい方は続きをお読みください。

 

約9000文字の力作記事ですが、ほとんど引用部分です。  

 

 

1 本からの引用。

 

茂木健一郎氏の新書「本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法」からの一部、引用です。  

 

超進学校はど、受験テクニックは教えない  

 

三十数年連続で東大大学合格者数トップの開成中学校・高等学校、関西にある中学・高校でありながら、学生の半数が東京大学に合格している灘中学校・高校など、誰もが知っているいわゆる名門進学校はど、「受験テクニック」は教えないという教育方針を貫いています。  

 

僕が通っていた東京学芸大学附属高校も、 東京大学をはじめとする難関国公立・私立 大学の合格者を多数輩出する進学校ですが、授業で受験テクニックを教わったことはありません。  

 

では、どんな授業をするのか?  

 

灘では中勘助ちょ「銀の匙」を三年間かけて読み上げる国語の授業や、折り紙を利用して古代ギリシャの作図不可能問題を解く数学の授業など、とてもユニークな授業を行っています。  

 

開成では、生徒自身がイベント会社も顔負けの仕切り力で運動会や修学旅行を企画・運営。  

 

筑波大学附属駒場中学校・高等学校(筑駒)では、都心にある学校が管理・運営する水田で、水田稲作実習が行われているそうです。  

 

名門進学校で実施されているこれらの授業や課外活動は、一見すると大学受験とはまったく関係がなさそうです。

 

しかし生徒たちはみな、こうした時間を通じて、受験勉派よりも大切な「探究」の力を養っているように思います。  

そして、各名門校は校則もほとんどなく、 生徒の自主性に任された非常に自由な校風が特徴です。  

 

自由であるからこそ、探究できるのでしょう。  

 

受験テクニックだけで、地頭のできていないバランスを欠いた勉強ばかりしていると、たとえ希望の大学に入れたとしても、入学後は伸び悩んでしまいます。  

 

「大学までの人」と「大学からの人」と昔からよくいいますが、「大学までの人」にならないための一番の方法は、じつは探究学習にあります。   探究学習を通じて、地頭力を鍛えることが絶対に必要なのです。「大学からの人」になれば、大学に行かなくても大丈夫、とさえいえます。  

 

探究学習が基礎となり、受験に受かる学力がつく  

 

僕は「探究学習により、自分の頭で考える力や問題を探究する力である『地頭力の基礎』 ができ、伸びしろができる。  

 

そのうえで受験勉強をすると、受験的な学力が伸びるスピードが加速される」という仮説を持っています。  

 

探究学習をしてから受験勉強というと、一見遠回りをしているようですが、探究学習によって学習を効率化する脳の回路が働き、結果的には短期間で受験科目を伸ばすことができるのです。  

 

つまり、探究学習は、来るべきAI時代に備えるために必要な勉強法であるだけでなく、いわゆる旧来のエリート校といわれる大学の入試を突破するためにも、有効な勉強法である、ということです。  

 

以前、大学進学実績をあげるためにつくられた中高一貫校を訪れたことがあります。  

 

その学校では、中学校から大学受験のために予備校のような授業を行なっていました。  

 

生徒たちの顔は青白く、どこか疲れている印象を受けました。実際に彼らと話してみると、多くの生徒が「この学校はつまらない」とこぼしていました。  

 

難関大学への進学実績はどうかというと、生徒たちが必死で受験勉強しているのにもかかわらず、伸びていないのです。  

つまり、予備校のような受験一直線の学校では進学実績は伸びず、開成や灘、筑駒のように探究をして地頭を鍛えている学校の方が、結果として進学実績が伸びるという、知る人ぞ知る経験則があるのがわかります。

 

堀川高校。  

 

「探究科」の設立で国公立大合格者が一八倍になった「堀川の奇跡」 京都市にある公立の堀川高校を、京大合格者を多数輩出する「名門校」へと変貌させたのは、当時校長先生だった荒瀬克己さんです。  

 

 

荒瀬さんが堀川高校に赴任した当初は、国公立大学に進学する生徒もあまりいない、学力的には特色のない学校でした。  

 

そこで荒瀬さんは、有名私立に押され気味だった公立高校を立て直そうと、一九九九年四月に、「探究科(人間探究科・自然探究科)」を設置します。  

 

生徒たちは、一年前期から始めた探究授業にそって探究を行ない、二年前期の半年間をかけて論文を完成させます。  

環境科学とか建築とか、テーマはいろいろです。  

 

ひとり一テーマを掘り下げて大学の卒業論文レベルのものを書きます。  

 

その過程で、学外の専門家の話を聞いたり、 自分で調べたり、実験を重ねます。  

 

その結果、生徒たちの学力が飛躍的に伸び、毎年国公立大学に100人以上も合格者を出 す学校になりました。  

 

これは「堀川の奇跡」といわれ、その奇跡を起こしたのが探究料の創設だったのです。  

 

「堀川の奇跡」では、国公立大学に合格する生徒さんが飛躍的に増えたことに耳目が集まりましたが、現校長の谷内秀一先生は 、堀川高校の目指すところは必ずしも大学進学実績だけではないといいます。  

 

堀川高校で中学生を集めた学校説明会のときに、「大学受験に向けての学習も徹底的に行いますが、同時に探究学習も徹底的に行います」というそうです。  

 

つまり、大学受験に受かるだけの能力が欲しいのならば、そういう学校を選んだ方がいい。  

 

堀川高校に進学するならば、大学受験だけでなく、探究学習をするなかで自分なりの課題設定、課題解決ができる力を身につけたいと思う子に入ってほしいということです。  

 

僕が話を聞いた生徒のひとりは、建築をテーマに研究していて、将来は京都大学の建築科に進みたいといっていました。  

 

生物を研究している別の生徒は、将来はiPS細胞の研究をしたいそうです。  

 

このように「知る」喜びを実感できた生徒はひとりでに学び出し、自分が何をやりたいのかが、明確になってきます。  

 

すると、もっと専門的に学びたいと思い、大学へも「なんとなく行きたい」ではなく、「こういう勉強をしたいから行きたい」という、強いモチベーションが生まれます。  

 

その結果、受験勉強にも力を入れるようになります。以上、ここまで。  

 

堀川高校は進学校じゃないときに探究学習を取り入れて成果を出していますから、探究学習はそこまでできない生徒にもやる気を与える効果がかなりあるといえるでしょう。  

 

2 僕の記事からの引用。

 

以下の僕の記事を貼ります。  

 

「2020年教育改革への僕の本「転職の際でも天職かどうかは実際に就くまで分からない」」というタイトルです。

 

 

2020年教育改革への僕の本「転職の際でも天職かどうかは実際に就くまで分からない」

記事から一部、引用します。  

5 ポテンシャル採用の意味とは?

 

どんなジャンルでも、その分野で一流かどうかは「実際にやらせてみて、結果が出るか」でしか測れないんですよね。  

 

もちろん結果がでなくても、つまり売れなくても品質の良い製品や作品や成果物を出せる人はいます。

 

ともかく、スポーツ、芸術、ビジネス、営業、コミュニケーション、論文や研究、IT(プログラミングなど多数)など、どのジャンルにおいても実際にやらせてみて向いているか、才能があるか、結果を出せるかを見て判断した方がいいわけです。  

 

日本の大企業の新卒一括採用はポテンシャル採用であり、高学歴をともかく好みます。(最近は一流高校出身も好むようですが)  

 

ですが、プログラミング、翻訳、ライティングなどの技能職ではその能力を証明することは容易いので、採用しやすいですよね?  

 

成果物を見せてもらえばいいわけです。(コード、翻訳文、文章です)  

 

つまり、ポテンシャル採用などというよくわからない指標で高学歴を獲得するより、コード、翻訳文、文章を実際に見せてもらうか、書かせて判断すればいいのです。  

 

日本の大企業では育てる文化があるので、ポテンシャル採用で高学歴を育て上げます。他国ではそんな採用方法はないようです。  

 

そう考えると、中途採用は現実的です。すでに実績が見えるからです。  

 

営業に向いていれば営業マンとしての成績を一定程度上げているでしょうし、何らかの成果を前職で出していますから、同じ職種なら採用の目安として中途採用は分かりやすいです。  

 

ですが、転職で職種も業種もガラリと変える場合、前職の実績が関係なくなる場合があり、見極めが難しくなります。  

 

このように、何かの能力を見たいなら、そのものズバリを実際にやらせるのが一番なのです。  

 

それなのに今度変わる2020年の教育改革ではクイズ能力?を問うており、「現実の仕事などでの能力にどこまで関与しているのか?」不明な能力ばかり問うています。  

 

僕の提案した日本論文プラットフォームの趣旨をまったく理解していません。  

 

無駄に難しく、意味不明な、何の能力を問われているのかわからない問題を解かされているのです。  

 

「東大王」という番組が人気であり、クイズ能力であることから、日本の高学歴はどうなの?ということも言えますね。(メディアの限界ということかもしれません)  

 

ともかく、企画・芸術系・ビジネス系(創造力)、営業系(コミュ力)、特定の技能職(職人など)は高学歴であろうと能力を疑ってかかるべきです。なぜなら試験では測られていないからです。  

 

逆に言うと、学者研究者官僚法律系は高学歴と相性が良さそうですね。(プログラミングも高学歴の理系と相性いいかもですね)  

 

僕は今回の教育改革は失敗すると予言しておきます。このままだとね。(何も変わらないということです。または悪化する可能性すらあります) 以上、ここまで。  

 

中略。  

 

3 僕の意見。

 

僕はDaiGoの動画が出る前に「仕事なんて実際にやらせてみないと分からない」とブログ記事で述べていました。  

 

僕は論文をまったく読んでおらず、直観で洞察したわけですが、見事に裏付けられました。(勘が良すぎかな)  

 

だからこそ、論文の力を見たいなら、実際に論文を書かせるのが大事であり、日本論文プラットフォームを提唱したわけです。  

 

政府や大学が僕の意見を取り入れないので、ソフトランディング案として不本意ですが、150文字ぐらいの記述式を提案しました。(150文字で何がわかるのか?と思います)

2020年教育改革への僕の本「2020年国語試験のソフトランディング案」

 

企画案は実際に企画案を書かせるビジネスコンテストがまだマシであり、翻訳やプログラミングなら、翻訳文コードを見ればある程度の実力把握はできます。  

 

小説や漫画なら、実際に書かせるがあります。  

 

成果物なら、現物を見るのが一番、評価が速いです。  

 

仕事なら、実際にやらせてみるのが速いです。(裁量のあるインターンでも短期なので、相関係数は0.54です)  

 

長期的に仕事をさせないと、仕事で力を発揮できるかは不明なんですね。  

 

また、学歴、年齢、筆跡、などは相関係数が低いですからねー。  

 

ただし、DaiGoの示した研究論文が1998年というのは気になるところです。  

 

時代が変わったので、もう少し相関係数に変動が起きている可能性があります。(1995年から、Windows95が発売されて、本格的なIT時代が到来していますからね)  

 

IT革命が本格的に起こった以降の動きが取り入れられてないでしょうから。  

 

プログラマーやデータサイエンティストやAI開発者などは高学歴と相関ありそうな気がします。  

 

また、YouTuberなど新しい仕事も出てきています。  

 

AI面接という新しい手法も出てきており、相関係数を引き上げている可能性もあります。  

 

最新版の研究が待たれるところです。以上、ここまで。  

 

PART2に続きます。 

 

ではこの辺で。(5500文字)  

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法」

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