2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本8 第9章」PART1

どうも、武信です。(No182)  

 

2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本8 第9章」PART1です。  

 

構想約5年以上!総文字数約31万2000文字以上の執筆物です。  

 

フィクサーだと僕が思う理由は、2014年頃(正確には2013年頃から着手)から、この本を書き始めており、それと連動して日本の教育改革も進んだことが、まず挙げられます。  

 

また、それ以上の確固たる証拠もありますが、それは伏せることにします。(本が1冊書けるほどの情報量になります)  

 

第9章 「大学入試で日米間に差がついていると思われているが本当だろうか?」

 

1 大学に入学してからの分析

 

今まで、日本の大学入試の問題点を挙げてきました。

 

インプット偏重で、「編集・加工」の過程やアウトプットが見られていない点。

 

経営系・ビジネスの適性と、コミュ力が見られていない点。  

 

創造力もありますが、後で述べます。文章力は、第7章で多少、述べました。  

 

解決策として、アメリカを真似る選択肢もあります。

 

SATのような基礎学力だけを測り、あとは、ボランティア活動や論文などの総合的観点から、選抜するのです。  

 

ところで、日米間でイノベーションに差がついているのは、本当に日本とアメリカの大学入試に原因があるのでしょうか?  

 

僕の推測ですが、大学に入学してからの差も大きいのではないかと睨んでいます。  

 

アメリカの大学では、学生の読書量は本当に多いです。4年間で平均して400~500冊ほどの本を読むといいます。

 

さらに、ハーバード大学やイェール大学のような一流大学の学生になると、4年間の平均で1000冊もの本を読むそうです。  

 

アメリカの大学では、学生は熱心に勉強しなければ卒業や進級ができません。

 

授業の前に、読んでおくべき課題図書は内容が難しいものが多いです。  

 

学生は毎日、頭をフル回転させて本を読んできます。  

 

その一方で、日本の大学の学生は4年間の平均でわずか40~50冊しか本を読んでいないそうです。  

 

アメリカの学生の10分の1の読書量では、いかにも心もとないです。

 

インプットする量が減れば、アウトプットも低下します。

 

アウトプットはインプットの量に比例するのが普通です。  

 

「基礎的な知識」は当然のこと、「基本的な情報」を追いかけ、思考力によって、知恵(アウトプット)に変えなければなりません。  

 

日本の大学生は、読書量が圧倒的に少ないわけです。  

 

特に、文系学生は理系学生と比べて、遊んでいるとよく言われます。  

 

日本の文系がアメリカと比べて圧倒的に弱いのは、読書量(勉強含む)が原因なのでしょうか。  

 

読書だけでなく、勉強の少なさについても日本の大学生は顕著です。  

 

日本の大学生は全体の8割以上が、1週間に10時間以下で、驚くことにまったく勉強をしないという学生も1割います。  

 

これに対して、アメリカの大学生は全体の6割近くが、週に11時間以上約2割が、週に21時間以上、授業に関連した勉強をしています。  

 

もちろん、まったく勉強しないという学生はほぼいません。

 

これが現実です。  

 

2 アメリカと日本の大学生の勉強の熱心さの違い

 

ではなぜ、アメリカと日本の大学生では「勉強の熱心さに違いがあるのか?」を見ていきましょう。  

 

1 アメリカでは大学の成績が大学院の進学の重要な決め手となります

 

大学での学業成績が、就職や大学院進学への決め手となるために、アメリカの大学生は猛烈に勉強します。

 

どの大学院に進学できるかは、学部の成績が大切だから勉強します。

 

アメリカは学歴社会です。ハーバードなどのビジネススクールと、そうじゃない卒業生とでは、初任給から異なる上に、その後の昇進・昇給にも差が生じます。  

 

2 奨学金の充実と苛酷さ

 

アメリカの大学は学費が高いですが、奨学金も充実しています。

 

しかし、成績が悪いと、容赦なく打ち切られるので、学生たちは必死です。  

 

3 大学での成績管理の徹底

 

大学での講義において、小試験が頻繁に実施されるから、学生は予習と復習をしっかりこなします。

 

日本の大学の期末の試験のように、徹夜すれば合格するものではありません。

 

また、日本では企業が大学での成績を重視してないので、学生は勉強するモチベーションが持てないという要因もあります。  

 

4 高い授業料を払っているという意識

 

日本では大学入学がゴールと勘違いされています。

 

アメリカの私立大であれば、学部生で年額200万から400万円の高い授業料なので、元を取ろうとする気持ちが働きます。  

 

3 日本の大学生が勉強しない理由。

 

日本の大学生が勉強しない理由は、過酷な受験勉強の反動で、志望校に入ることだけが目的化し、試験に合格して入学すれば、それで「上がり」という意識に陥りやすいからです。  

 

スタートラインに過ぎないのに、大学入学がゴールラインになり、入学後、解放されてしまいます。

 

遊びやバイト、サークル活動にのめり込み、授業中は疲れて居眠りか、スマートフォンをいじります。  

 

それでも定期試験の前にノートと過去問題を集めれば、単位だけはなぜか取れてしまいます。

 

ちなみに文系の話です。  

 

日本の大学生が勉強しない理由は、学歴フィルターがあることもあります。

 

学歴フィルターがあるのなら、下位大学生は努力しなくなるでしょう。

 

さらに、大学名で就職が左右されるとしたら、大学在学中の学業成績が考慮されないということです。

 

最近は、学業成績を重視し始める企業が出てきましたが。  

 

学業成績の判定も難しいです。楽勝科目ばかり要領よく選べば、オールAが取れてしまうからです。

 

大学での専門知識を重視しない企業側の姿勢も、大学生が勉強しない理由です。(特に文系)  

 

ではこの辺で。(2628文字)  

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

 

 

「アップル、アマゾン、グーグルのイノベーション戦略」

 

「ダントツにすごい人になる」

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