2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本6 第6章 下」PART3

どうも、武信です。(No164)  

 

前回の記事が以下です。

 

 

  2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本6 第6章 下」PART3です。  

 

構想約5年以上!総文字数約31万2000文字以上の執筆物です。  

 

フィクサーだと僕が思う理由は、2014年頃(正確には2013年頃から着手)から、この本を書き始めており、それと連動して日本の教育改革も進んだことが、まず挙げられます。  

 

また、それ以上の確固たる証拠もありますが、それは伏せることにします。(本が1冊書けるほどの情報量になります)

 

 

4 教育を語るものの経歴

 

ここで、「教育を語る者」の話をします。  

 

「教育を語る者」のバックグラウンド(経歴など)はバラバラです。

 

教育とは一番、意見の一致が難しいジャンルだと思います。  

 

大企業の社長、起業家、大企業社員、自営業、公務員、その他の職業などから語る「教育観」はバラバラでしょう。  

僕はなるべく客観的、俯瞰的、全体的に見た上で、イノベーターや異能重視を打ち出しました。

 

それが国家の利益を最大化させると思ったからです。  

 

L型の充実は、冨山氏の提言によって気付かされました。

 

公務員に厳しいのも、公務員ばかりになったら国が滅びるからです。  

 

あくまで、日本全体という視点で教育を語らせてもらいました。

 

ポジショントークはありません。  

 

公務員の方はこの本を読んだら怒るかもしれないし、大企業の社員だったら、自分には関係ないと思ったりするかもしれません。  

 

自分のバックグラウンドから、教育や生き方を語りたいのが人間だからです。

 

自分の職業を卑下してまで日本全体を考える教育像を持つ人は稀です。  

 

ですが、日本が教育を再興させるにはこの視点が欠かせません。

 

一部から見てはダメでしょう。  

 

5 教育の目的

 

ちなみに教育の目的には大別して4つあります。(「経済学部タチバナキ教授が見たニッポンの大学教授と大学生」という本からの引用&まとめです) P201~204。  

 

第1に、市民あるいは国民として、人間にふさわしい生活を送れるような人に育てることです。

 

例えば、法律を守ること、他人に迷惑をかけたり、犯罪を犯さないこと、勤労に励んでできるだけ、自立した経済生活を送れるようにすること、民主政治と社会への貢献を怠らないこと、などです。

 

一言でまとめれば、市民社会の中で生きるにふさわしい人に育てることですね。  

 

第2に、市民社会で生きるには最低水準の学識が必要です。読み・書き・計算などです。

 

それらをすべての人に与えるのは社会の義務です。

 

さらに、人間にはそれ以上の知的好奇心があります。  

 

どのような分野への関心かは人によって異なりますが、これが満たされると人間生活が充実すること間違いありません。

 

このことは人々の思考能力を高めることによって、判断能力が高くなり、正しい人生を送れる可能性を高めます。  

 

換言すれば、人々の知的・教養水準を上げて、間違いのない人生を送れるようにします。  

 

第3に、人は教育を受けることによって、働き手として有能な人物になりえます。

 

読み・書き・計算は当然としても、それ以上の学識なり技能の習得は、人々の労働生産性を高めます。  

 

経済学ではこのことを、「人的資本理論」と称して、学校教育と技能訓練が生産性の向上に貢献することが確認されています。  

 

第4に、高い教育を受けた人は理工系の分野であれば、新製品や新技術の開発、理工系や経済系の分野であれば、効率的な生産・販売・管理方法を開発する可能性が高くなります。  

 

医薬の分野であれば、新薬や新治療法の開発によって、人々の生命を助けることに寄与します。

 

農学の分野であれば、新食料品の開発や効率的な食料生産方式の開発に貢献できます。  

 

ここで述べたことは、学問の分野で非常に質の高い研究成果を生み出す人に依存するので、高い研究能力を確保することも教育の目的となりえます。  

 

特に、第3と第4の目的・役割が重要です。

 

すなわち、第3はすべての人の労働生産性を高めること、第4は特に優秀な人の育成となります。  

 

これらが重要な理由を述べます。

 

経済成長率(著者はゼロ経済状態を理想とするらしいです)は資本と労働の成長率、そして技術進歩率の合計で考えられます。  

 

資本は低貯蓄率で期待薄です。

 

労働は少子化で同じく期待が下がりますが、個々の労働生産性を高めることは重要です。  

 

技術進歩率は特に優秀な人の育成によってもたらされます。ここまでが引用・まとめ。  

 

特に優秀な人の育成とは、本書におけるイノベーターだと考えられます。

 

教育の目的だけでなく、「世界標準の学力観」についても書いていきましょう。  

 

「キー・コンピテンシー」と呼ばれる、鍵となる能力3つを紹介します。

1      相互作用的に道具を用いる。

2      異質な集団で交流する。

3      自律的に活動する。

の3つです。  

 

1は、情報や知識や言葉やテクノロジー(技術)などを道具と捉えて、うまく活用する力のことです。  

 

2は、他者と上手にコミュニケーションを取り、ともに協力して仕事を成し遂げ、なおかつ、知恵や技術を出し合って、協働して問題解決を図る力のことです。  

 

3は、大きな展望を持って活動する力や、計画やプロジェクトを自ら立てて実行する力や、自分の権利やニーズや限界を他者に表明できる力です。  

 

これらを統合すると、情報や知識や高いスキルだけでは限界を迎えており、蓄積した知識やスキルを他者と協働し、問題解決へ導ける能力が問われる時代(グローバル化や高度情報化社会)と言えます。  

 

ではこの辺で。(2867文字)  

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

 

参考・引用文献。

 

 

「経済学部タチバナキ教授が見たニッポンの大学教授と大学生」

 

「取り残される日本の教育」

最新情報をチェックしよう!