どうも、武信です。(No149)
2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本6 第5章」PART1です。
構想約5年以上!総文字数約31万2000文字以上の執筆物です。
フィクサーだと僕が思う理由は、2014年頃(正確には2013年頃から着手)から、この本を書き始めており、それと連動して日本の教育改革も進んだことが、まず挙げられます。
また、それ以上の確固たる証拠もありますが、それは伏せることにします。(本が1冊書けるほどの情報量になります)
第5章 「日本がイノベーターを育てるにはどうすればいいか?+α」
1 日本がイノベーターを育てるにはビジネスコンテストは考慮の余地がある。
では、日本がイノベーターを育てるにはどうすればいいのでしょうか?
大学受験は改良の余地があるかもしれませんし、研究者・学者などを発掘する目的で存続する選択肢もあります。
学問の王者とビジネスの王者は性質もベクトルも異なります。
では、経営系・ビジネスの適性がある人材を育て、見極めるにはどうすればいいのでしょうか?
その答えとして、ビジネスコンテストは意味があると僕は考えます。
参加者がビジネスモデルを作り、その完成度と新規性により優劣を競うコンテストのことです。
これはイノベーターを発掘するのに適しています。
作家が賞によって発掘されるのと同じ形式です。
優勝者には賞金の他に、起業サポートを受けられるものもあります。
平尾丈という人物がいます。
大学の時からアントプレナーを志し、100業態以上やっていたそうです。
様々なビジネスプランコンテストにも参加し、その優勝賞金で会社を設立して、事業をするということが多かったとのことです。
大学入学時から起業を志していました。起業準備のため、大学時代から1日に3つの新しいビジネスモデルを考えていました。
ある会合で、「孫正義さんは学生時代に1日1つ新しいビジネスモデルを考えていた」という話を聞き、平尾丈はそれを超えようと考えたのです。
大学時代に100を超える商売にチャレンジし、2社のITベンチャーを立ち上げたとのことです。
2005年に株式会社リクルートに入社。
2006年にリクルートより最年少取締役として株式会社じげんの創業に参画。
2008年に代表取締役社長に就任 という経歴です。
作家は賞によって選抜されます。
起業家も、ビジネスコンテストがきっかけになればいいのではないでしょうか?
他には起業家甲子園というものもあるようです。
全国の起業家の卵を、発掘・育成する全国規模のビジネスコンテストです。
村上太一氏(株式会社リブセンス社長)は早大1年で、ビジネスコンテスト優勝。在学中に起業しました。
アルバイト情報のウェブサイトが好評で、東証マザース(新興企業向け市場)に、社長の年齢25歳1カ月で上場しました。
尚、与沢翼氏はビジネスコンテスト出身です。
早稲田時代に経済産業省が主催するビジネスコンテストにエントリーして、数千名の応募から、3名しか選ばれない優秀賞を受賞しました。
このようにビジネスモデル発案力は、ある程度測れる手段があることが分かりました。
高学歴で創造力がある人材が欲しいのなら、ビジネスコンテスト受賞歴を見るのも一案でしょう。
もしくは企業応募の際、自社を改善させるアイデアをたくさん書かせる手もあります。
「ここまで我が社のことを調べてアイデア発案をするとはやる気があるし、創造力がある」と思えます。
ただし、替え玉受験されないよう、たくさんの面接で見抜く必要があります。
思考過程を丁寧に深く聞けば、その人が考えだしたかどうか分かるのではないでしょうか。
2 ビジネスコンテストの欠点&優れた論文が書ければ偏差値70近辺のペーパー試験は必要ない?
ただし、ビジネスコンテストにも欠点があります。
アイデア・企画創出までは良いのですが、その後の経営の実行力までは見ることができない点です。
経営者候補、幹部候補にしたいなら、じっくり育てるのも手です。
見ることができるのは企画力までです。
さらに、ビジネスコンテストにも欠陥があるようです。以下のブログ記事に載っています。
簡単に要約すると、仕事選びなどおいてはWill(やりたいこと)、Can(できること)、Must(会社や社会から求められていること)の3つが要素を検討すべきであり、従来のビジネスコンテストではMust、つまりニーズばかりを重視する審査員、つまり経営経験のないおじさんたちが受賞作を決めていました。
しかし、実際に経営するとなると、WillやCanがかなり重要なのです。
そこが軽視されているビジネスコンテストは価値が薄まるという話ですね。
正直、学問の道も、大学受験のペーパー試験を本当に突破する必要があるのか疑問です。
特に、偏差値70近辺の難易度の知識の詰め込みは、本当に学問系の仕事をする上で必要なのでしょうか。
AO入試組やアメリカの名門大学は、「日本の難関大学のようなペーパー試験」を課していません。
AO入試はともかく、アメリカの学者が日本と比べて見劣りするわけではなく、逆にノーベル賞受賞者はアメリカの方が断トツで上です。
思考力を一部ではもう既に見ていると思われる現在の日本のペーパー試験ですが、本当なのか?と素朴な疑問も湧いてきます。
「優れた論文が書ければ一発OKなのでは?」と。
では、イノベーター(起業家系)の人材を育てる、もしくは育つには何が必要なのでしょうか?
大学受験や大学以降の教育や社会人での学習も大事です。
僕の本ではイノベーターを育てるために、教育改革を基本的に練っているわけです。
そして、イノベーター(起業家系)の人材はどのような背景でそのような人材になっているのか?着目すると、人材輩出への道が切り開けるかもしれません。
3 モチベーションについて。
ここでは、モチベーションについて述べます。
「最強のモチベーション術」という本をかなり参考にさせてもらいました。
イノベーター(起業家系)の人材は普通の人と比べて、モチベーションの質が違うと思われます。
量を重視していないのです。
なぜなら、モチベーションは酷使しすぎると辛い経験が記憶に残り、燃え尽きた人材になってしまうからです。
対して、質を重視し、生産性高く成果を上げる経験を積むと楽しい記憶が残り、創造的・行動的な人材になると思われます。
また、他人や周りから強制的にやらされた場合、いやいややる姿勢(金銭的報酬など)が身につき、モチベーションの質が下がります。
イノベーターは概して、内発的動機(仕事自体が楽しいなど)を持ち、他人から強制されることを嫌います。
例えばプログラマーの内発的動機とは、「市場をあっといわせるために動く」があります。
次に、環境も大事です。
仕事場では生産性を上げると、他の仕事を余計に回されるので、わざとさぼるようになります。
目標管理の設定も誤ると「がんばったら、損だ」と思わせることになり、仲間同士で談合したり、最初の目標値をわざと下げてギリギリで達成し、徐々に目標値を上げるような人が現れます。
能力の出し惜しみをされてしまうわけです。
また、役割分担が不明確だと、過剰管理の一因になります。
過剰に上司などに管理されると、手続きや報連相などが増えるので、仕事の質が下がります。
どういうことかと言うと、手続きや報連相に時間を割かれると、表面化しにくい仕事自体の質を下げて全体の整合性を取るということです。
そして、役割分担が不明確だとダメということで、次に協力体制が作られます。
そうなると、いろいろと問題が出てきます。
一緒に仕事をすると他人のペースに依存するので、「自分が努力すれば結果が出る」という期待が下がります。
仕事を達成しても、自分の努力の範囲が不明確にもなり、自己効力感も湧きません。
「手伝って当たり前」という空気も生まれ、「他人の尻ぬぐい」をさせられるのも協力体制の弊害です。
欧米では役割分担が明確で、「基本的に他人の仕事は手伝わない」のですが、これは合理的な手法なのです。
他には仕切りのない大部屋の仕事場では、集中しづらいので生産性が下がります。
ではこの辺で。(3961文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。
「最強のモチベーション術」