どうも、武信です。(No416)
前回の記事が以下です。
2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本15 第19章 下」PART2というタイトルで話していきますね。
構想約5年以上!総文字数約31万2000文字以上の執筆物です。
フィクサーだと僕が思う理由は、2014年頃(正確には2013年頃から着手)から、この本を書き始めており、それと連動して日本の教育改革も進んだことが、まず挙げられます。
また、それ以上の確固たる証拠もありますが、それは伏せることにします。(本が1冊書けるほどの情報量になります)
10 不都合な真実。(金融資産1億が60歳時点で必要?)
ここで、不都合な真実を書きます。
60歳で退職するまでに、3760万円が必要だということが、「お父さんのための裏ハローワーク」という本に書かれています。
TV番組のホンマでっかでおなじみの、門倉貴史氏の本です。
しかし、正確には7256万円必要だと書き、これで終わりかと思いきや、全てのシュミレーションを入れると、1億円ぐらいの金融資産が必要と語っているのです。
上記で、純金融資産1億円からは富裕層だと書きましたが、そのレベルが60歳時点で必要だと言うのです。
詳しいシュミレーションや計算は本を読んでもらいたいのですが、その1億円を貯めるために、様々な副業やアルバイトがお父さんのために載っているのが門倉氏の本です。
簡単に、目次だけ書くと、
第1章「好きこそものの上手なれ」お仕事。
デリヘルドライバー、添い寝屋、アダルトビデオ審査、ゾンビ・バイト、同窓会幹事代行、オークション代行、覆面審査員。
第2章「やる気ひとつでできる」お仕事。
謝罪代行、告白代行、万引きGメン、殴られ代行、着ぐるみ、官能小説・朗読。
第3章「特殊な趣味を生かせる」お仕事。
呪い屋、隕石ハンター、性感マッサージ・セラピスト、カエルの養殖、ゲーム実況、大人のおもちゃモニター、ブラジリアンワックス。
第4章「特技ゼロからでも大丈夫」お仕事。
人肌あたため、AV撮影部屋貸し、ラブホテル・フロントマン、龍涎香拾い、モデルルーム看板持ち、ミドルモデル、遺品整理、アダルト系パーツモデル。
第5章「趣味と実益で一石二鳥」お仕事。
糖尿病治験ボランティア、ベッドテスター、レンタル彼氏、ネット占い師、イベント集客屋、ネットスカウトマン、クワガタ養殖、チャットボーイ。
第6章「体力だけは自信あり」お仕事。
自販機・設置場所紹介、お遍路代行、墓参り代行、並び屋、ゴミ屋敷クリーニング、流木拾い、パチンコ新台入れ替え、花見場所取り代行。
となります。
詳しい各副業・アルバイトの説明や注意点は本を読んでください。
お父さんのための良い収入源となるかもしれません。
この箇所は起業やビジネスというより、皆さんの(特にお父さんの)副業やバイトを紹介しました。
11 「代ゼミが勝ち、東進が勝ち、武田塾が伸びる理由」という本からの引用・まとめ。
次に、「代ゼミが勝ち、東進が勝ち、武田塾が伸びる理由」を参考にしてまとめます。
予備校業界では「映像授業」のやり方で、「東進ハイスクール」がトップになりました。(詳しくは本書で)
塾業界では「個別指導塾」のやり方で、「明光義塾」がトップになりました。
個別指導とは、1対3や1対5でもありますが、家庭教師は1対1の個人指導という、位置付けになります。
個別指導の方が、効率が良いやり方です。
家庭教師は、生徒が問題を解いている間が無駄です。
個別指導なら問題を解かせる、答え合わせをする、間違ったところをもう一度覚えさせるのサイクルを、1対3などの人数なので、上手く調整しやすいのです。
この個別指導は、見た目の良い大学生を主に雇い、しかも若い大学生なので、小中校生のモチベーションが上がり、成績が上がったと言います。
個別指導塾に来る生徒も、いわゆるデキる層ではなく、勉強が苦手な層だったのも成功の要因でしょう。
雇用者にとって安価で、そこまで指導力がない大学生でも、デキない生徒になら、教えられますから。
塾業界では、7割が個別指導型になっているそうです。
どちらも、フランチャイズという仕組みで成功しました。
ここからはベンチャー・リンクというコンサルタント的集団会社が手掛けて成功した、フランチャイズの事例を見ていきます。
まずは、中古車買取り専門店の「ガリバー」です。
次に、焼肉店の「牛角」です。
ベンチャー・リンクは2001年に東証一部上場してから、絶頂を一時期、極めましたが、2012年に倒産しています。
べンチャー・リンクが手掛けた中ヒット程度の成功事例は、「Curves(カーブス)」「ITTO個別指導学院」「TULLY’S COFFEE」「宅配寿司 銀のさら」「かつや」などです。
ベンチャー・リンクはコンサルタント的指導の会社だったので、成功した「ガリバー」や「牛角」などは離れていき、自立していきました。
その後、ベンチャー・リンクはコンサルタント的立ち位置ではなく、自社でフランチャイズ本部をやればいいという考えになり、実行しましたが、いわゆる「理論化集団」であり、実践は苦手で上手くいきませんでした。
さらに、フランチャイズバブル(ブーム)が起きており、大手商社まで参入している事態でした。(後に、フランチャイズバブルは破裂して、やっぱりフランチャイズなんて儲からないという流れになっています)
フランチャイズビジネスは、インターネットの時代においては、すぐにノウハウが流出し、陳腐化します。
よって、「ノウハウ」を常にアップデートしていかなければなりません。
しかし、「固定の変動しない普遍的なノウハウ」もあります。
それは、新しいことをやるというものです。
最初は反対、異端児に見られてこそ、成功するのです。
「東進衛星予備校」は「映像で授業で同じ料金なんて、誰も払わない」と言われ、「明光義塾」は業界からは塾だとは、思われていませんでした。
中古車買取り専門店「ガリバー」も、業界からは笑われていました。
炭火焼肉酒家「牛角」も、最初は薄暗くて、ジャズが流れる変な店という言われていました。
フランチャイズの老舗の「セブンイレブン」ですら、最初は「朝や夜中に開いていて意味あるの?」と思われていました。
次に、「集合天才」というノウハウがフランチャイズの肝となります。
「ガリバー」の一店舗の店長のセールストークです。
「正月には家族でハワイへ」というものです。(詳しくはP90~94)
「牛角」のパートナー・フォーラムという仕組みは、アルバイトの店員をパートナーと見なし、「給料をもらいながら経営を学べるんだよ」という自覚を持たせ、やる気を引き出しました。
店長は1人で月給30万ほどであり、時給800円や900円のアルバイトの方が、店のことを真剣に考え、売上げに貢献していたといいます。
牛角の一店舗(30坪)の売上げは、月800万円や900万円ぐらいで、焼肉屋としては普通でしたが、利益率が150万円や200万円であり、その売上率は牛角だけでした。
本部に5%のロイヤリティを払っても、他の焼肉屋の2~3倍の儲けがあったのです。
その要因が、ベンチャー・リンクによる研修と、「パートーナーズ・フォーラム」によるアルバイトさんたちのやる気の向上でした。(詳しくは本で)
1つの加盟店の成功事例を、全体に普及させるために本部があります。
フランチャイズの加盟店は全て「仲間」であり、切磋琢磨しながら、良いノウハウは共有するのです。(これが集合天才というノウハウです)
また、フランチャイズは、金融機関からの創業資金借入において有利です。
なぜなら、成功事例が既にあるフランチャイズだからです。
さらに、加盟後、社員研修や広告宣伝、店舗設計や陳列、仕入れや管理システムなどにについての多くを、フランチャイズの本部にアウトソーシング(外注)している形となります。
成功したオーナーは、同じ業態での次の出店に動きます。
加盟店が一気に広がる仕組みがあり、多くの加盟店ができれば、共有ノウハウができやすくなり、それらを共有することで洗練化され、フランチャイズ系列は発展していきます。
日々、全国の加盟店では実験が行われ、成功談・失敗談が生まれています。
それらを本部はすくい上げ、加盟店全体に共有します。
現在、著者はベンチャー・リンクでの経験を基に、「授業をしない塾。自学自習。1冊の参考書を完璧に」がうたい文句の、「武田塾」のフランチャイズ化事業に取り組んでいるそうです。
打倒「東進ハイスクール」だそう。
推移を見守りたいですね。
フランチャイズというビジネス形態を学ぶには、良い本だと思います。
12 特殊なモノを売る中小企業が世界に向けて売るには?
さて、特殊な専門的なモノを売っている中小企業が、世界(アメリカや中国含む)に向けて、WebサイトやSNSを通じて、販売・商売したい時に参考になる本が、「世界中に販路を拡げる海外Webマーケティングの教科書」です。
日本国内は過去においては、魅力的な市場であり、その中では狭い商圏なので、専門性が削られた汎用的な商品が売られがちでした。
しかし、世界に販路を広げれば、ニッチな専門性の高い商品でも十分、採算が取れ、商売になります。
今後、発展途上国の消費者が日本の高品質製品に追い付き、見定めるようになると予測します。
BOP(bottom of the pyramid)のマーケット(世界の低所得層向け)に、低コストで安価な製品を売る商売よりも、日本の今の高品質路線を保ち、BOP市場が成熟していくことを期待した方がいいのでは?という読みです。
中国でも、PM2.5による大気汚染の深刻化により、日本の空気清浄機が売れているようです。(中国製の安価製より、売れます)
ちなみに、日本の伝統工芸品は「世界でのネット販売では売れない」と著者は書いています。
理由は、
ネットでの購買ニーズが少ない点(旅行先で買う)、
世界中のネット販売サイトが充実していて、わざわざ高い配送費をかけて海外から購入する必要がない点、
消耗品ではないのでリピート購入の頻度が低い点、
輸出入通関が難しいことがある点や、
高い関税が課せられる可能性がある点、
が挙げられています。
では、海外向けのネット販売が成功するケースとはどのようなものでしょうか?
1 日本からじゃないと入手できないオリジナルな商品であり、配送費が安く、単価が高く、通関で止められにくい商品です。
2 ネット販売(BtoC)のように見えるが、実はBtoBである販売サイトです。
1の商品は「レコード針」が該当します。詳しくは、本書で。
2は各国のネット販売業者は、世界中から自国ユーザーにとって、魅力的な商品を探しており、それを仕入れて国内のネットを使って販売している背景があります。
これを逆手に取れば、いわゆるせどり系の海外の販売業者に、日本の珍しい商品を売れば、儲けることができると言えます。
その際は、語学力(英語、中国語など)が必要であり、翻訳サイトも活用したいところです。(本には、翻訳サイトがたくさん載っています。P85)
日本の盆栽の土は、検疫に引っ掛かります。
医薬品や化粧品も、規制が多いので注意です。
中古車の輸入に全面禁止している国では、300~400%という高率の関税を課しているそうです。
衣料品関係でも同じく、高率の関税をかけている国もあります。
こうした輸入規制による関税は調べておく必要があります。
執筆中。
ではこの辺で。(5468文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。
「お父さんのための裏ハローワーク」
「代ゼミが負け、東進が勝ち、武田塾が伸びる理由」
「世界中に販路を拡げる海外Webマーケティングの教科書」