2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本13 第17章 下」PART2

どうも、武信です。(No269)  

 

前回の記事が以下です。

 

 

  2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本13 第17章 下」PART2です。  

 

構想約5年以上!総文字数約31万2000文字以上の執筆物です。  

 

フィクサーだと僕が思う理由は、2014年頃(正確には2013年頃から着手)から、この本を書き始めており、それと連動して日本の教育改革も進んだことが、まず挙げられます。  

 

また、それ以上の確固たる証拠もありますが、それは伏せることにします。(本が1冊書けるほどの情報量になります)  

 

 

4 速読と文体

 

また、情報処理能力とは、速読できる点でも共通項は多いでしょう。  

 

速読できる人は、文章を音読化して読んでいません。

 

目で、つまり視覚で、読んでいます。  

 

僕は速読ができません。

 

なぜかと言うと、音読化を長年してきており、強固な癖がついて、目だけで読んでも理解できなくなってしまったからです。  

 

速く読むとしたら、速聴みたいに早口で文章を追うくらいです。  

 

しかし、この音読化で文章を多読してきた訓練により、書く際はリズム感がある文章を書けるようになったと考えています。  

 

書く際は「音読してみて、リズム感があるか?」を確認した方がよいと、文章読本では言われています。  

 

書く際には、音読化は役立っていますが、速読ができないので情報処理は遅いです。  

 

情報処理能力はこのように、紙一重の問題です。

 

速読という点においては。  

 

書く側に回る(表現力をつける)としたら、視覚だけで情報処理を素早く訓練しているだけでは、リズム感のある文章は書けないかもしれないです。  

 

さらに、どのような文章をお手本にし、多読するか?は非常に重要です。  

 

下手な文章を多読して、音読化したら、変な癖がついてしまいます。

 

そうなると、下手な文章を書くということにつながるでしょう。  

 

大学受験の現代文の文章は、基本的に僕は駄文だと思っています。  

 

あれをお手本だと思って多読していたら、下手な文章を書く人が増え、氾濫するのではないでしょうか。  

 

僕は市販のビジネス書で、しかも良書で分かりやすく書く本を好んで読んできて、お手本としてきました。  

 

僕の文章が読みやすいと読者が思われたなら、市販のお手本としてきた文章のおかげです。

 

大学受験の現代文は、決してお手本にはしていません。

 

できるだけ避けてきました。  

 

現代文はわざと難解にしているのですから、その文体を真似たら、自身も難解に書くようになるだけです。

 

よって、お手本というのは大事なのです。  

 

現代文廃止を唱えているのも、お手本としても意味をなさないし、悪癖がつくし、文章力(表現力)もつかないからです。  

 

センター試験で答える際、消去法でもしくは、正解を最初から選べたとしても、文章力は絶対に身につきません。  

 

さらに、あの文体を多読していたら、悪い癖までついてしまいます。(難解に書く癖がつく)  

 

文章力とは、実際に書かないことには身につきません。  

 

だからこそ、論文プラットフォームで、訓練の場を提供するのです。  

 

読んでいるだけで、文章力が身につくとしたら、良い文章を音読か、音読化して多読したときでしょう。  

 

文章力については以下の記事で、僕の文体についての悩みが書かれています。  

 

「僕の文章は下手なのか?」

「文章が下手だと悩んでいる人へ。僕の文章は下手なのか?」

 

しかし、文章がいかに上手くても、中身がなければまるで意味がありません。  

 

内容のない文章を読ませられたときほど、失望感や時間の無駄だと感じさせられることはありません。  

 

内容文体や文章力です。  

 

重きを置くのは内容です。

 

小説であれば、文体は重要です。  

 

いや、小説とは、そもそも文体や文章力で読ませるものです。  

 

文体や文章で惹きつけられて、ストーリーと相まって魅せられていきます。  

 

論文やビジネス書の場合は、内容文体や文章力 の構図です。  

 

小説とは違います。  

 

小説家になる人は一部であろうし、ビジネスや論文を使う人のほうが大多数ですから、まず伝えるべき内容をしっかりと磨くようにしたいところです。  

 

文体や文章力を軽視しているわけではありません。  

 

「伝え方が9割」という本が売れましたし、伝え方も大事です。  

 

ですが、内容がない場合、読者は失望します。  

 

しかし、伝え方が大事なのも事実なんですよね。  

 

5 コミュ力の下手な人の特徴の一つとして伝え方があるという話

 

ここからの文章は、以下の記事に詳しく書いています。  

 

「コミュ力の下手な人の特徴の一つとして伝え方があるという話」

コミュニケーション力を上げる方法「コミュ力の下手な人の特徴の一つとして伝え方があるという話」

 

 

6 多様性について

 

また、「多様性」を僕の案では加えていませんが、これは前提として必須だと思ったからです。  

 

さらに、求める能力や人材像でもありません。  

 

多様な人材を必要とし、大学に入れるという環境構築の話です。  

 

だから敢えて、求める能力に加えなかったのです。

 

別の部類に入ります。  

 

多様性が大事なのは、異論はありません。  

 

多様な人材から構成されるチームは、平均値こそ低いですが、画期的なブレークスルーを生み出します。  

 

似通った人材から構成されるチームは平均値こそ高いですが、画期的なブレークスルーは生み出しにくいです。  

 

このことは、2004年の「ハーバード・ビジネス・レビュー」のフレミング氏の論文に書かれています。  

 

また、「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」からの内容を拝借します。  

 

多様性とは、「組織の全員が同じことを覚えていること」ではなく、「組織の誰が何を知っているのかを組織の全員が知っていることである」ことが大事ということです。  

 

英語で言えば、「Whatではなく、Who Knows Whatである」ということです。

 

多様性が大事というのは、こういう視点からも見ることができます。  

 

さらに、多様性は2つに分けられます。

 

「タスク型の人材多様性」「デモグラフィー型の人材多様性」です。  

 

前者は、実際の業務に必要な「能力・経験」の多様性です。

 

多様な教育・経歴・経験バックグラウンドですね。  

 

後者は、性別、国籍、年齢などの「目に見える属性」についての多様性です。  

 

前者は、組織に良い結果をもたらすそうです。  

 

後者の多様性は重要でないどころか、組織にマイナスを及ぼすこともありえるそうです。  

 

また、「男☓日本人」だけの会社に、「女性☓30代☓日本人」をいくら加えても、その女性たちだけで集団を作ってしまいがちです。  

 

ここに、「女性☓50代☓日本人」や「男性☓アジア人」など、つまり、いろいろなデモグラフィーを加えれば、組織内での共通項を持った人材が集団を作らなくなるので、多様性の良さが活かされます。  

 

しかし、ホモフィリー(似た者同士がつながりやすいこと)により、男性は男性だけで集団を作ります。  

 

そうなると、女性は入り込みにくくなります。  

 

さらに、女性同士の人脈は情報の層が薄いそうです。  

 

しかし、これらはオフライン、つまりリアルな交流の場面のおいてであり、電子メールなどのオンラインの交流では、女性は人脈づくりに熱心です。  

 

オンラインでは女性同士の交流も活発であり、さらに、組織の垣根を越えた人脈を形成しています。(男性は組織の垣根を越えた人脈は、女性よりも形成しないようです)  

 

加えて、理想のリーダー像はトランスフォーメーショナル型が良いそうで、女性がなりやすいそうです。  

 

詳しくは本を読んでください。  

 

このように多様性を確保するといっても、単にいろいろな人材を集めれば良いわけではないのです。  

 

7 大学入学後の改革

 

大学受験の改革はこれくらいです。  

 

大学入学後の改革も重要です。

 

ここが一番、疎かになっているのが、日本という国だと思っています。  

 

ペーパー試験で高学歴のシグナルだけで、ポテンシャルがあると判断して、企業で育てるという方針だったからです。  

 

今はそれなりに大学でも教育して欲しい、というふうに変わってきましたが。  

 

大学ではとにかく読書を大量にこなさせることです。  

 

和書、洋書の良書を中心に。または論文です。そして、たくさん書かせます。  

 

果ては、グループディスカッションなどで議論します。  

 

アクティブラーニングも効果があるでしょう。

 

インプット、アウトプットを大量にこなすのです。  

 

理系は細分化した専門分野を学んでいくので、幅広く読書できないかもしれません。  

 

本書は、あくまで教育本でして(人生の指針書とも言えますが)、詳しい民間の経営については、自著「俯瞰経営学」を読んでもらえればと思います。(noteで販売中ですが、値段は高いです)  

 

経営学、つまり民間、ビジネスを俯瞰している全体象を描いた本なので、皆さんのサバイバルに役立つと思います。  

ではこの辺で。(4362文字)  

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。  

 

 

参考・引用文献。  

 

「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」

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