2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本8 第10章 下」PART1

どうも、武信です。(No188)  

 

2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本8 第10章 下」PART1です。  

 

構想約5年以上!総文字数約31万2000文字以上の執筆物です。  

 

フィクサーだと僕が思う理由は、2014年頃(正確には2013年頃から着手)から、この本を書き始めており、それと連動して日本の教育改革も進んだことが、まず挙げられます。  

 

また、それ以上の確固たる証拠もありますが、それは伏せることにします。(本が1冊書けるほどの情報量になります)  

 

1 「2019年「センター入試」はどのように変わるのか」の記事の要約

 

  「2019年「センター入試」はどのように変わるのか  2015年11月2日(月) 三宅義和・イーオン社長とゆかいな仲間たち【第7回 文部科学大臣補佐官 後編】」から一部、引用・まとめをします。  

 

日本の高校生は約100万人います。  

 

そのうちの受験勉強をちゃんとやっている人が30万人強(1)。

 

受験勉強をあまりしていないけれど大学に進む人が20万人強(2)。

 

それ以外は大学に進学せず、専門学校か就職します(3)。  

 

「高校基礎学力テスト」は、2と3の層に高校の学力を定着させるために行う目的です。  

 

「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)は20年度から予定されていて、現行のセンター試験に代わるものです。  

鈴木氏は3つの学力が重要だと言っています。

 

1つ目は知識、技能

2つ目が思考、判断、表現

3つ目が主体性、多様性、共同性。(協調性から協働性になり、共同性に変わったようです)  

 

1つ目の基礎の定着については、「高校基礎学力テスト」で判断します。

 

2つ目と3つ目は、「大学入学希望者学力評価テスト」と、各大学が行う個別入試とを合わせて見ていきます。  

 

いまのセンター入試がやっている基本的な知識・技能を問うところは踏襲します。  

 

センター試験の解答はマークシート型だから、思考・判断・表現の中で深い思考と表現が問えません。  

 

いまも質の高い出題をして、深い判断や思考は問うています。  

 

それに加えて、表現力の部分を加えていきます。  

 

そこで導入されるのは問題の長文化。要するに読む力を養って、試験に臨めるようにします。  

 

いまの高校生は何千字といった文章を読む力がありません。  

 

意図的にトレーニングをする必要があるので試験問題を長文化します。  

 

いまは5択ですが、選択肢を20、30出して、そして複数解答を可にします。  

 

当然、深い思考と表現を問うような方向になるはずです。  

 

英語は従来のセンター試験では、リーディングが中心で、リスニングは少しだけでした。  

 

これからは話せないと合格できなくなります。ライティングに関しては考慮中といったところです。  

 

TOEFLは相当ハイレベルなので、難関校中の難関校が使うということになります。平均的な高校生は別の民間試験になるでしょう。  

 

すべての教科のベースに国語教育があります。

 

国語教育を重要視です。  

 

教員を鍛え直す方法も多少書かれています。  

 

日本内外のありとあらゆるリソースを検討していきます。  

 

もはや悠長なことを言っている時間はないので、もう使えるものは全部使うということになります。 以上、ここまで。  

 

僕が思うに、思考力重視にシフトしているように感じますが、具体的な設問がまだ不明です。  

 

英語は民間試験を採用やスピーキング必須が目新しい点でしょうか。(と書いていたら実際の試験問題が一部、公開されましたし、英語は民間試験採用は不透明な状態です)  

 

L型にも、高校程度の学力の定着を確実にする点も目新しいかと思います。  

 

国語教育についてはまだ方向調整中でしょうか。  

 

僕が後で提唱する案を採用すればいいのになぁと思います。(日本論文プラットフォーム案です)  

 

2 僕が考える大学入試改革

 

僕が考える大学入試改革は逆算思考です。  

 

民間重視だとしたら、「民間で活躍している人材とはどういう人材か?」を見極め、民間で活躍しそうな人材を大学入試で選べることが大事だということです。  

 

ですが、本当に力がある人材は最終的にのしあがってくると思うのです。

 

大学入試を通らなくても、世間が放っておきません。

 

才能と実力があるからです。  

 

よって、大学入試の改革は大事ですが、民間で活躍できる人材が大学入試では失敗してもくすぶっているだけなら、民間が門戸を広げるのも一つの手だと思います。  

 

大学入試で見抜けなかった人材を民間が拾えば、大学入試の失敗も補えます。

 

本当に実力がある人材はのしあがってくるものです。

 

 イチローもドラフト4位でした。

 

あれほどの実力者が、ドラフト段階では4位という評価だったのです。(ある記事では、元々はドラフト1位で採りたかったようです)  

 

大学入試改革は、民間で活躍できそうな人材がなるべく通りそうな試験にするのも大事です。(もちろん、研究者・学者養成場という面での試験もありです)  

 

その見極めが非常に難しいのですが。

 

先ほど述べたとおり育ちが悪くて、大学入試に通らなかったとしても、民間が門戸を解放していたら、実力がちゃんとあれば採用の可能性も残るでしょう。  

 

高学歴を手に入れたとしても、大半の高学歴はそこまで出世しません。

 

大企業入社が頂点という人も多いです。  

 

高学歴が羨ましいと嘆く人は実力をきちんと磨いていないだけであり、結局は高学歴で大企業への就職か、公務員狙いの安定型人材(民間に比べたら負荷が低いという意味)に過ぎないというわけです。

 

3 僕が考える人材像

 

僕が考える人材像としては、イノベーターグローバル人材に分けられます。  

 

前者は高い専門性、文理の垣根にとらわれない分野融合的な知識(ビジネス知識含む)、それらを組み合わせる思考力・発想力(創造力も。経営企画含む)、さらに人を動かすコミュ力などです。起業家が一番近いでしょうか。  

 

理系の高度人材を文系が補佐し、イノベーションを加速させる方法もあります。  

 

後者は高い語学力に加え、相手の価値観や文化を理解する力が求められます。  

 

グローバル人材は前から言われていました。

 

理由は日本市場(内需)の成長が限界であり、海外に活路を見出すしかなくなってきたからでしょう。  

 

大前研一氏の意見では企業が賃上げをしないで、内部留保を貯めている理由を海外企業のM&Aや3%の配当に使うためだと書かれていました。  

 

日本企業は海外展開を考えているのかもしれません。

 

4 「社長輩出数ベスト50にランクインした79大学・学部別の一覧表」からの引用・まとめ

 

  「社長輩出数ベスト50にランクインした79大学・学部別の一覧表」  

 

慶應と東大と早稲田で圧勝です。他のデータも載せます。  

 

「御社の寿命」という本の87ページに掲載されたデータからの引用です。  

 

社長の出身大学上位50校(2014年)。

順位   出身大学    社長数(人)

1    日本大学     22582人。

2  慶應義塾大学     11703人。

3  早稲田大学      10993人。

4   明治大学      9580人。

5  中央大学       8534人。

6  法政大学       6971人

7  近畿大学       6243人

8  東海大学       5663人

9  同志社大学      5561人

10  関西大学      4475人。  

 

ちなみに東京大学は21位、京都大学は31位でした。  

 

対象は出身大学判明分で2014年は27万7428人。 以上、ここまで。  

 

「高学歴の圧勝じゃないか?」と言う人もいるでしょう。

 

「大学入試を改革する必要あるのか?」と問う人もいるかもしれません。  

 

ですが、僕は別な視点で見ています。  

 

知識偏重の高学歴を得るには、競争心が大事です。

 

競争心があるからこそ、過酷な受験競争に勝てます。  

 

ですが、この現在の知識偏重の大学入試の中身をちゃんと見た人は少ないのではないでしょうか?

 

ではこの辺で。(3485文字)  

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

 

朝日新聞の3月9日(月曜日)の広告特集

 

 

「御社の寿命」

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