「目的、目標とは?」目的って絶対に必要なのでしょうか?PART1

どうも、 武信です。(No57)

 

本質を突いた洞察系記事です。(読まないと損かもしれません)

 

「目的を持て!」とよく言われます。  

目的の指標として、KPI(重要業績評価指標)やKGI(重要目標達成指標)もあります。

 

ちなみに、KPIについては「最高の結果を出すKPIマネジメント」という本が超お勧めです。

 

しかし、目的を常に持つのは本当に正しいのか、皆さん、疑問に思ったことはありませんか?

 

執筆家の山口周さんも以下のようなツイートをしています。

自分にとって有益な情報以外は無意味なので時間をかけなくていい、ということをかつて僕も言ってたのですが、そうすると「自分にとって何が有益かを判断する枠組みそのものを変換させる情報」を漏らしてしまうので、やっぱりグレーゾーンの曖昧さとか直感も大事だよなあ、と。すみません、独り言です。」以上、ここまで。

 

意味深なつぶやきですね。   「自分にとって有益な情報以外は無意味なので、時間をかけなくていい」という考えこそ、目的思考ですから。  

「その目的思考をいくらか排除して、グレーゾーンや曖昧さも必要だ」と言っているわけです。

 

今回はそんな目的について、詳しく話していきたいと思います。  

興味ある方はぜひ考察を深めて、ライバルより差をつけましょう!(注意。長文記事です)  

 

1 「必ずできる。」からの引用。

  突然ですが、「目的、目標がない計画や行動は達成されない」と言われます。  

 

目的と目標は混同されがちですが、「必ずできる。」という本から引用して定義を紹介しますね。  

ちなみに、「必ずできる。」の著者、山梨広一氏の著書について、僕は「シンプルな戦略」「いい努力」「3原則」を読破済みです。

 

目的とは「なんのために、それをするのか」である。  

大型新商品の例で言えば、「将来的にはわが社の主力商品を育てる。そのために今期の売上を大きく伸ばす」というのが目的となるだろう。

 

目標とは目的を達成するために「目指す水準」を定性的・定量的に掲げたものと定義する。  

大型新商品の例で言えば「上半期の売上を◯億円」「2年後には同分野でのシェア第1位を目指す」などが目標となるだろう。

 

つまり「将来的に主力商品とすべく、大型新商品の売上を大きく伸ばす」というのが目的だと確認した場合、「売上を伸ばすとは何を指すのか、どのレベルを目指すのか、さらに具体的にしていく」のが目標を立てるということである。

 

「数年前に出た別の大型新商品と同じレベルの売上を目指すのか?」  

あるいは

「前の大型新商品を上回る売上を目指すのか?」  

「それならどの程度拡大させるのか?」  

「今期だけ売上をあげれば来期は下がってもいいのか?」  

「長期間、良い業績を維持する構造をつくる必要はないのか?」  

「いつまでに売上を大きく伸ばすのか?」  

「今期のうちか、それとも何年かかけるのか?」

 

ひとくちに「売上を伸ばすことが目的だ」といっても、その具体的な中身はこのように多様なのだ。目的を曖昧にしたまま考え始めるという過ちを防ぐためにも、目的と併せて目標を考えることをおすすめする。以上、ここまで。P34、35。

 

★経営の話で、イメージが湧きづらかった人もいるかもしれませんね。  

 

2 企業理念など。

  続きの引用です。

 

目的とは「なんのために、それをするのか」である。  

目標とは目的を達成するために「目指す水準」を定性的・定量的に掲げたものと定義する。  

とありますね。

 

この定義に沿って考えると、目的って一番上の概念かもしれないと思うでしょうが、僕は違うふうに捉えています。

 

目的は「なんのために、それをするのか」ですが、企業理念の場合、各社によって多様です。

 

以下のサイトに詳しく載っています。   以下、引用します。(サイトは消されたようです)

 

Googleは企業理念として、「Google が掲げる10の事実」を掲げています。  

「遅いより速いほうがいい」という考えはシンプルでいいですね。  

1 ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。  

2 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。  

3 遅いより速いほうがいい。  

4 ウェブ上の民主主義は機能します。  

5 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない  

6 悪事を働かなくてもお金は稼げる。  

7 世の中にはまだまだ情報があふれている。  

8 情報のニーズはすべての国境を越える。  

9 スーツがなくても真剣に仕事はできる。  

10 「すばらしい」では足りない。

 

2番めにMicrosoftです。  

Microsoft「世界中のすべての人々とビジネスの持つ可能性を最大限に引き出すための支援をすること」を企業理念として掲げ、この理念を実現するために、以下の6つの価値観を挙げています。6つは省略。

 

3番目にTwitterです。  

Twitter(ツイッター)  

To give everyone the power to create and share ideas and information instantly, without barriers.(言語や文化などの障壁なくアイデアや情報を即時に作成し共有する力をすべての人に提供すること) 以上、ここまで。  

 

企業理念も、一文だけで全てを網羅する方向性を示すのは難しいのですね。  

GoogleもMicrosoftもたくさん列挙することで、時代や変化に柔軟に対応できるようにしてるのでしょう。

 

3 目的をあまりに絞ることは本当に必要なのか?という疑問。

  ここで、今まで書いてきた話をブログに例えますね。

 

ブログで例えれば、特化ブログは方向性が決まっており、わかりやすいですが、方向性を変えづらいのに対し、雑記ブログは方向性はそこまで明確じゃないですが、多様に変化し、対応可能です。

 

そう考えると、「目的をあまりにも絞ることは本当に必要なのか?」、疑問符が湧いた人もいるでしょう。

 

もちろん、ある程度の方向性(目的)は必要です。  

目的(方向性。さらに定量的な目標)が明確にならないと、どの時点で達成されたかが不明確になります。

 

何の目的(さらに定量的な目標も)もなく行動を続けていても、目的(目標も)が不明確なわけですから、達成されたかが分かりません。  

基準が分かりません。 よって、ずっと達成されません。  

 

4 僕の体験談。

  ここで、僕の体験談に移ります。 話が飛び飛びですいません。

 

僕は今まで目的(目標も)を重要視してきませんでした。  

理由は単に稼ぎたいという曖昧な目的であり、しかも自分の強みによって、かつ、在宅短時間でという制約をつけたので、それに見合った明確な目的が見つからなかったからです。

 

なので、僕は明確な目的(目標も)を持たないまま、何もやらないよりはマシと考え、ビジネス書を読み続けてきました。

 

その結果、目的はなかったのですが、地道な努力の結果、「フィクサーによる日本の教育改革本」「俯瞰経営学」を含め、たくさんのアウトプットを出せました。

 

「フィクサーによる日本の教育改革本」を含めた、成果物を出した、僕の読書法については「俯瞰図、イノベーション的読書法とコンサルタント的読書法の違いとは?」という記事に書かれています。

「おすすめの読書術」俯瞰図、イノベーション的読書法とコンサルタント的読書法の違いとは?

 

 

ではこの辺で。(3315文字)

 

PART2に続きます。

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。  

参考・引用文献。

「必ずできる。」

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